男性が3人で遣う文楽とは異なり、女性が一人で人形を操る乙女文楽。人形の頭(かしら)は遣い手の頭と、足は遣い手のひざと結ばれ、それらが連動する仕組みになっています。“乙女文楽”は昭和初期に大阪で誕生、庶民の娯楽として親しまれましたが、戦争でやむなく解散。55年ぶりの平成4年に復活しました。
艶やかなお人形たちに命を吹き込み共に舞う吉田光華の舞台を、大阪でテレビのスチール写真や日舞やミュージカルの舞台撮影も多く手掛ける女性カメラマンの著者が魅力満載の写真集に仕上げました。
プロ活動15周年を記念するこの写真集を通して、大阪の伝統芸能をまた一つ多くの方々に知っていただきたいと思います。