一人ひとりの子どもの心に寄り添っての40年。浦上先生の温かい想いが溢れる本に時を忘れました。悩みながらの子育て真っ最中のお母さん必読です。(ダルビッシュ郁代)
河内の八尾。生まれ育った地で、昭和51年に初めて教壇に立ち、学校現場はもとより社会教育、児童福祉、教育行政と40年にわたり教育の道をひたすら歩み続けた私。
……私なりに見つけ出した「教育の原点」を読者の方々にお伝えし、「子どもの成長」とは何かを、読者の皆様に考えていただければ幸いと思い発刊を決意した。―はじめにより
目次
はじめに
第一章 教師と教育
初めて社会人になった日のこと/男女別学だった技術家庭科/日刊通信に挑戦/教師の三点セット
第二章 自然体験の素晴らしさと多角的な視野/他
初めての単身赴任…家族での下見/国立曽爾少年自然の家とは…/社会教育主事の資格/特別主催事業「チャレンジ! 無人島」/他
第三章 教育の原点を学ぶ
初めて足を踏み入れた派遣教員/小舎夫婦制を堅持し続けている数少ない施設/教護と子どもたちから学ぶもの、そして将来の展望と課題/他
第四章 教育の羅針盤
地域の方々との結びつき、大きな財産に/教育委員会のエンジン
第五章 夢を実現する学校づくり
心に残るメッセージ/私の校長像/かりんジャムが大逆転を生む/他にないアクティブな校長
第六章 八尾市教育長に就任
第七章 公務員という冠が取れた今
こども食堂の設立……子どもの貧困が大きな社会問題に/夢うららほっとステーション立ち上げまで/子ども食堂の課題、そして子ども食堂はいろいろあっていい
第八章 新たな職場に出会えて感謝
第九章 読者の皆様に伝えたいこと
資料編 校長室だより/ほっと浦ばなし(こども食堂)/教育「浦ばなし」
あとがき
