東日本大震災から来年3月で5年。
震災をテーマにし、元中学の美術教師である著者が、木版画に文章を添え絵本にまとめた。
震災後の人々の生活を紹介したテレビのドキュメンタリーや新聞記事をとおし、子ども、おとな、おとしよりの一人ひとりの活動が、多くの人たちに、生きる希望を与えていると感じ取った著者が、そういった映像や記事から得たイメージを版画にし、絵本として出版したものです。
震災から5年ちかくたってなお、避難生活が続き、地域の復興もなかなか進まないところも多い中、懸命に生きておられる方々、とくに子どもたちへエールを送りたいとの思いのあふれる絵本である。