前作『価値と心との論理―マルクスを越えて 人間の共同性のために』で「”原始共同制社会”にこそ、次に進むべき社会の答えがある」と未来への提言をした著者が、「戦争が終わる論理」について考察した一冊。
「他者の喜びや苦しみを自分のことのように思う”共同性”こそが、人間の本質」だと語る著者は、本書でも”共同性の復活”をキーワードにしています。 たたかいの決着ではなく、「いっしょに生きよう」という共同性の復活こそが、戦争を終わらせる――。
川口 精吾 著
四六判・並製 96頁