人生とは畢竟 死へと続く旅路だ。
この男、還暦を過ぎながら徒歩での日本縦断を思い立った。
進むにつれ執着の心が消え、満願の日その姿は清風に包まれていた。
(元日本経済新聞社編集委員 小林 隆次)
なぜ、日本列島を徒歩で縦断する旅をしようと思ったのか?
40年余り勤めてきた会社を定年退職した。これから先は、自分の自由になり時間が無限に続く。(中略)日本列島を自分の足で歩いて、この国の大きさや景色を、自分の目で確かめてみたい。これは以前から漠然と考えていたことだったが、それが実行できる条件が満たされた訳である。
―はじめにより
還暦を過ぎた著者が長年の夢であった徒歩での日本縦断に挑戦! 人々とのふれあいやハプニング、病との闘い…。著者は無事にゴールできるのか!? これを読めば、きっとあなたも歩いてみたくなる!
第1部 宗谷岬~山形県遊佐町 980㌔
第2部 山形県遊佐町~福井県三方駅 742㌔
第3部 福井県三方駅~福岡県博多駅 870㌔
第4部 福岡県博多駅~薩摩半島長崎鼻 394㌔