俵万智の『サラダ記念日』に出会ってそれまでの短歌観がガラリと変わったという著者。以来、短歌に魅了され、様々なシーンで詠んでこられました。平和を願いながら、あるいは四季を感じながら、そして友や故郷を思いながら、その時その時の風を感じて言葉を紡いでいます。30年ものあいだに詠まれた歌は数知れず、その中から約600首を集めました。31という限られた音の中に込められたその時代、風景、思いを感じてください。
目次
核、基地はいらぬ、九条をこそ/キャンパスの四季
健康と福祉に/世相点描/四季折々
旅ゆけば/故郷は懐かし
小説、映画、演劇に魅せられて
ドイツの風に吹かれて/一輪車駆る
わらび座来る/友人、知人に/同窓生集う
不意の交通事故