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  新刊・注目書籍

2019.03.15
春の教育書フェア 開催中!
2019年度「春の教育書フェア」今年も始まりました!

【期間は、3/15(金)〜5/6(月)予定】

本店中央のフェア台では各種新刊と学年別の棚を、本店を出て突き当りの教育書店では学級経営や教師の仕事術などのロングセラー商品を展開しています。

ゴールデンウィークまで開催予定。
先生のための手帳も各種取り揃えています。

皆さまのご来店お待ちしています!

2019.03.06
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
 なぜ、日本人は自国の領空を自由に飛べないのか? なぜ、米軍機は日本の市街地の上を我が物顔で飛ぶのか? なぜ、米軍機が墜落しても日本の警察は調べないのか? なぜ、重大事故後も原発を稼働しようとするのか? そこには戦後ずっと国民の目から隠されてきた欺瞞の構図があった。日米密約の存在から、日本がいまだに「占領下」に置かれていることを白日の下に曝す。

ISBN978-4065148280
矢部宏治
\994
2019.02.25
これは経費で落ちません! 5

 佐々木真夕が経理部に異動してきて一か月。異動直後にミスをしてからは、数字が恐くて仕方がない。そんな真夕のストレス発散を兼ねた趣味は、ビジュアル系バンドの追っかけだ。イチオシはCAROLINEのボーカル“アレッサンドロ”。追っかけ仲間からアレッサンドロも参加するという、複数バンドの合同打ち上げに誘われるけれど……。

ISBN978-4086802383
青木裕子
¥594
2019.02.25
緑の川

 北町奉行所定町廻り同心・渋井鬼三次の息子・良一郎が幼馴染みの小春と失踪した。書き置きから大坂への欠け落ちが疑われた。腕利きの文六親分の下ッ引をつとめる良一郎が何故?“鬼しぶ”と綽名される友の心中を察した市兵衛は、若き日、算盤を学んだ大坂へ。二人の捜索中、市兵衛は良一郎が探っていた、大坂に本店を持つ騙りの噂が絶えない両替商を見つける……。

ISBN978-4396344924
辻堂魁
¥734
2019.02.25
あきない世傳金と銀 六

 大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。

ISBN978-4758442336
高田郁
¥626
2019.02.12
奇跡の人

 アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった。

ISBN978-4575520712
原田マハ
¥780
2019.02.12
2分間ミステリ

 銀行強盗を追う保安官が拾ったヒッチハイカーの正体とは? 屋根裏部屋で起きた、首吊り自殺の真相は?一攫千金の儲け話の真偽は? 制限時間は2分間、きみも名探偵ハレジアン博士の頭脳に挑戦!手がかりはすべて問題文のなかに隠されている。動かぬ証拠を押さえて犯人を追いつめろ。事件を先に解決するのはきみか、博士か? いつでも、どこでも、どこからでも楽しめる、面白くてちょっぴりためになる推理クイズ集。

ISBN978-4151743511
ドナルド・J・ソボル
¥562
2019.02.12
鼠草紙

 文政8年秋。小籐次、おりょう、駿太郎の一家3人は、老中青山忠裕の勧めもあって、青山の国元であり駿太郎の生まれ故郷である丹波篠山へと旅立つ。一方、小籐次不在の江戸では、ヒマを持て余した空蔵が久慈屋をけしかけ、手代の国三が小籐次と駿太郎の紙人形を制作する。国三は見事な研ぎ仕事姿の人形を作り上げ、それを久慈屋の店先に置くと、多くの江戸の人びとが見物に来ることとなる。そんな中、駿太郎は実母・小出お英の墓を訪ね、お英の乳母だった女性の姪から話を聞いて母を想い、同時に改めて養父母である小籐次とおりょうとの絆を盤石なものとした。しかしその小籐次一行を、お英の兄・小出雪之丞が付け狙う。

ISBN978-4167912185
佐伯泰英
¥788
2019.01.30
伝達の整理学

 日本人は思考の伝達が苦手である。ことばの読み書き偏重、知識を自分の頭に詰め込むことばかりに熱心で、自分の考えをどう深め、どう伝えるかを考えていない。AIが人間を脅かしているいま、人間にとって大事なのは思考の整理と並んで、ことばの伝達とその整理学である。教育のあり方、知的生活のあり方などをめぐって今も精力的に発言を続ける知の巨人が満を持して放つ。

ISBN978-4480435644
外山滋比古
¥691
2019.01.29
愛なき世界

 恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々……。

ISBN978-4120051128
三浦しをん
¥1,728
2019.01.29
芥川賞受賞作 ニムロッド

 仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して……。

ISBN978-1065143476
上田岳弘
¥1,620
2019.01.29
直木賞受賞作 宝島

 英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり同じ夢に向かった。

ISBN978-4065118634
真藤順丈
¥1,998
2019.01.28
わたしが旅から学んだこと

 1959年から1990年まで、31年間続いた長寿番組「兼高かおる世界の旅」のレポーター、ナレーター、プロデューサー兼ディレクターを務め、取材した国は約150か国。地球をゆうに180周はしたという兼高かおるさん。「私の人生のほとんどが仕事であり旅だった」と振り返る。本書では、今年82歳になる著者が自分の人生を振り返って、旅への思い、旅を通して見えてきた世界観、人生観について語ってもらう。彼女の考え方や言葉は、あらゆる年代の女性のお手本となってくれるだろう。

ISBN978-4094088069
兼高かおる
¥514
2019.01.26
ファイデング寿限無

 「売れるためには、落語以外の何かでマスコミに斬り込むンだ!」人気落語家の師匠の教えに従い“飛び道具”としてボクシングを始めた橘家小龍。過酷なトレーニングも何のその、次第にジムの面々や橘家一門も巻き込んで、本気でボクシングに打ち込んでゆく。目指すはチャンピオン!だが、その前に不敗のバンタム級王者が立ちふさがる。

ISBN978-4396342272
立川談四桜
¥724
2019.01.15
ノワール硝子の太陽

 沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した2月、新宿署の東弘樹警部補は、「左翼の親玉」を取調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる。

ISBN978-4122066762
誉田哲也
\821
2019.01.15
十字軍物語

 ローマ帝国が滅亡し、「暗黒」と呼ぶ者さえいる中世。カトリック教会は、イエスが受難した聖地であるにもかかわらず、長くイスラム教徒の支配下にあるイェルサレムを奪還すべく、「十字軍」結成を提唱する。これに呼応した七人の諸侯たちは、それぞれの思惑を抱え、ときに激しく対立しながら異国の地を進むのだが……。

ISBN978-4101181448
塩野七生
\767
2019.01.15
奈緒と磐音

 居眠り磐音≠ェ帰ってきた。全五十一巻で完結した平成最大の人気シリーズが復活。
豊後関前藩中老職の嫡男・坂崎磐音の朋輩に妹の奈緒が生まれたその日(「赤子の指」)。
四歳の奈緒が磐音の嫁になると口にした日の出来事(「梅雨の花菖蒲」)など、本編では描かれなかった5つの物語を収録。ふたりの幼き日々から悲劇の直前までを描き、万感胸に迫る一冊。

ISBN978-4167912031
佐伯泰英
\788
2019.01.15
一切なりゆき
 2018年9月15日、女優の樹木希林さんが永眠されました。まさに平成の名女優と言えるでしょう。樹木さんは活字において、数多くのことばを遺しました。語り口は平明で、いつもユーモアを添えることを忘れないのですが、じつはとても深い。彼女の語ることが説得力をもって私たちに迫ってくるのは、浮いたような借り物は一つもないからで、それぞれのことばが樹木さんの生き方そのものであったからではないでしょうか。本人は意識しなくとも、警句や名言の山を築いているのです。

ISBN978-4166611942
樹木希林
\864
2018.12.28
去就

 大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。

ISBN978-4101321622
今野敏
\724
2018.12.28
分断

 幕府から江戸召喚の命が下った百万石加賀藩の筆頭家老・本多政長は、数馬を連れて急ぎ金沢を出立した。だが江戸城では老中たちの権力争いに、加賀藩が巻き込まれつつあった。藩主の留守中に無頼たちに襲撃された加賀藩江戸藩邸、その始末を問題にしようというのだった。越前でひと暴れした数馬に、またもや難題がふりかかる。それは留守居役として成長する新たな舞台でもあった。

ISBN978-4065139998
上田秀人
\734
2018.12.28
未だ行ならず 下

 長崎で武者修行を続ける坂崎空也のもとに、想いを寄せる薩摩の渋谷眉月が訪れる。
平穏に武者修行を続ける空也だったが、恨みを抱く東郷示現流酒匂一派の影が迫っていた。同じ頃、薩摩藩の江戸家老から呼び出しを受けた薬丸新蔵は、初めて江戸藩邸に出向くが……。空也と新蔵の二人と酒匂一派の因縁は決着の時を迎える。

ISBN978-4575669237
佐伯泰英
\700
2018.12.28
未だ行ならず 上

 長崎へと辿り着いた坂崎空也は、島巡りで出会った長崎会所の高木麻衣と奉行所の鵜飼寅吉と再会した。そして、長崎奉行松平石見守の命により「大阪中也」という偽名を名乗り武者修行を続けることになる。一方、江戸では薬丸新蔵が野太刀流の道場を開いたのだが……。

ISBN978-4575669220
佐伯泰英
\700
2018.12.28
安倍政治100のファクトチェック

 ファクトチェックとは、首相、閣僚、与野党議員、官僚らが国会などで行った発言について、各種資料から事実関係を確認し、正しいかどうかを評価するもの。トランプ政権下の米国メディアで盛んになった、ジャーナリズムの新しい手法である。
本書は、朝日新聞でいち早く「ファクトチェック」に取り組んできた南彰と、官房長官会見等で政権を厳しく追及する東京新聞の望月衣塑子がタッグを組んだ、日本の政治を対象にした本格的ファクトチェック本。第二次安倍政権発足後のさまざまな発言を100の項目別に整理し、○、△、×で判定。何が「嘘」で、何がフェイクなのかを明らかにした。平成末期の日本政治を記録する、貴重な資料でもある。

ISBN978-4087210613
南彰・望月衣塑子
\907
2018.12.28
大阪的

 大阪と聞いて何を思いうかべるだろうか? 芸人顔負けのおばちゃん、アンチ巨人の熱狂的阪神ファン、ドケチでがめつい商売人……。これらは東京のメディアが誇張し、大阪側も話を盛ってひろがった、作り物の大阪的イメージだ。
「おもろいおばはん」の登場は予算のない在阪局が素人出演番組を安く量産した結果だし、阪神戦のテレビ中継がまだない1960年代、甲子園球場は対巨人戦以外ガラガラだった。ドケチな印象はテレビドラマが植えつけたもので、「がめつい」はほんらい、大阪言葉ではなかった。『京都ぎらい』の著者が、紋切型の大阪像をくつがえす。

ISBN978-4344985223
井上章一
\864
2018.12.26
昨日がなければ明日もない

 「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。

ISBN978-4163909301
宮部みゆき
\1,782
2018.12.26
ノックととおるのはざまで

 横山ノックさんと橋下徹さんという二人の“カリスマ"知事にはさまれて、叱られて、教わって……。今だから話せる、書ける、初エッセイ。

ISBN978-4847097355
太田房江
\1.200
2018.12.26
ワタナベ・コウの日本共産党発見2

 いわさきちひろも共産党員だった? 党内に派閥はないの? 共産党のフトコロ事情は? 原発どうする? 時には原発構内に入り、時には心揺さぶる人間ドラマに、根ほり葉ほりの熱血取材で関心事をとことん追究。支部の党員から国会議員まで個性あふれる人間集団の素顔にぐぐっと迫る、ディープなイラストルポ。

ISBN978-4406062947
ワタナベ・コウ
\1,620
2018.12.26
カジノミクス

 「バズーカ砲」などと鳴り物入りで持ち込まれた、デフレ対策とする「異次元の金融緩和」。しかしここに来て化けの皮が、はがれ落ち始めた。その秘密を豊富な資料と明快な論理で解き明かします。安倍政権が誘致に血道を上げるカジノを持統天皇の時代から説き起こしたり、「アベ銀行」と化した日銀の「闇」に切り込んで、隠された真実に迫ります。

ISBN978-4406062961
大門実紀史
\1,836
2018.12.12
架空通貨

 女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した……。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、2人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。

ISBN978-4062736794
池井戸潤
\788
2018.12.12
奇跡の人

 アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった……。

ISBN978-4575520712
原田マハ
\780
2018.12.07
おおあたり

 長崎屋にまたまた事件が。金次がもらった富札が百両以上の大当たりだったのだ! 噂を聞きつけた人々が金の無心に寄ってくる一方で、当たり札が偽物ではないかという疑いも出てきて……。栄吉の新作菓子の成功が招いた騒動に、跡取りとしての仕事を覚えたい一太郎の奮闘、場久が巻き込まれた夏の怪異、そして小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も堪能できる。

ISBN978-4101461366
畠中恵
\637
2018.12.07
いざ帰りなん新古着屋総兵衛 17

 北郷陰吉の報告では、鳶沢一族の荷運び方の文助の様子がおかしいという。分不相応な料理屋に出入りし、怪しい白い粉を手に入れている。総兵衛は、陰吉の他、林梅香、忠吉、筑後平十郎を召集して文助の後をつけるのだが、見事に巻かれてしまう……。交易船団は、カイト号を建造しているバタヴィアのオランダ商館造船場に人を残し、ホイアンで最後の荷を積み込み、いよいよ帰国の途についた。

ISBN978-4101380629
佐伯泰英
\724
2018.12.07
日本が売られる

 水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか? 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水やコメ、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。

ISBN978-4344985186
堤未果
\929
2018.11.19
家康、江戸を建てる

 「北条家の関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めつつ、関白豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、湿地ばかりが広がる土地と、豊穣な駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。家臣団が激怒する中、なぜか家康は要求を受け入れる。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、日本史上最大のプロジェクトが始まった。

ISBN978-4396344740
門井慶喜
\929
2018.11.19
極夜行

 地球上には太陽光が何カ月も届かない「極夜」というものがあるという。著者はそのまっくら闇を約4カ月間ひとり+犬1匹で探検し、現代人が忘れつつある、闇や太陽への原初の感覚を体験しようと試みる。探検家であり、数々の文学賞を受賞したノンフィクション作家でもある著者による、渾身の探検記録だ。

ISBN978-4163907987
角幡唯介
\1,890
2018.11.19
魂の政治家翁長雄志発言録

 2018年8月8日、翁長雄志沖縄県知事が死去。 だれもが虚を突かれ、言葉を失った。
基地を巡って分断された沖縄を「イデオロギーよりアイデンティティ」で県民が一つになることを一貫して訴えた翁長知事。強大な日米両政府の圧力に対峙し、命を賭して職責を貫いた翁長知事。魂を揺さぶる発言録(21編)を緊急出版。

ISBN978-4874986608
翁長雄志
\1,620
2018.11.12
ラストライン

 定年まであと10年の岩倉剛は、50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し……。

ISBN978-4167911683
堂場瞬一
\810
2018.11.12
希望荘

 今多コンツェルン会長の娘である妻と離婚した杉村三郎は、愛娘とも別れ、仕事も失い、東京都北区に私立探偵事務所を開設する。ある日、亡き父が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調べてほしいという依頼が舞い込む。依頼人によれば、父親は妻の不倫による離婚後、息子との再会までに30年の空白があったという。はたして本当に人殺しはあったのか……。

ISBN978-4167911676
宮部みゆき
\972
2018.11.12
ルージュ

 世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。真っ先に特捜本部に投入された姫川班だが、遺体を徹底的に損壊した残虐な犯行を前に捜査は暗礁に乗り上げる。やがて浮上する未解決の二十八年前の一家四人殺人事件。共通する手口と米軍関係者の影。玲子と菊田は非道な犯人を追いつめられるのか。

ISBN978-4334777456
誉田哲也
\821
2018.10.23
母の教え

 首都圏の住み慣れた自宅を引き払い、これまでの生活をリセットして東京近郊の高原へと移住した著者は、それをきっかけに、今までとは違った眼差しで世界や同時代を眺めるようになった。慣れない土いじりや野菜作りに精を出していると、悲喜こもごもの思い出が、やさしい風や、やわらかな雨のように心を撫でていく。今は亡き、母、父、息子、叔父、先生、友達。今なら言える。すべての愛すべき人たちの思い出こそが私の故郷であり、私の先生だったのだと……。

ISBN978-4087210538
姜尚中
¥907
2018.10.23
トリツカレ男

 ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。

ISBN978-4101069234
いしいしんじ
¥464
2018.10.23
今日の人生

 ただただむなしいとき、おいしいものにであえた日、年齢を感じる瞬間、町で出会った人、電車の光景、そして肉親との別れ。2コマで終わる「今日」もあれば、8ページの物語になる「今日」もある。「今日の人生」の積み重ねが私の人生……。

ISBN978-4903908946
益田ミリ
¥1,620
2018.10.19
カーテンコール!

 3月末で閉校した私立のお嬢様大学、萌木(もえぎ)女学園。ところが学園側の様々な救済措置にもかかわらず、単位を揃えられず卒業に失敗した学生たちがいた。4月以降、大学は存在しない。「私の人生詰んだ」と天を仰ぐ子たちのもとへ、学園理事長からの提案が。それは半年の間、外出、ネット、面会すべて禁止の寮生活をおくり、朝から晩まで特別補講を受けられたら卒業を認めるというものだった。
本作に登場するのは、皆それぞれ心身に事情を抱えた“ワケアリ"の学生たち。

ISBN978-4103513919
加納朋子
¥1,512
2018.10.10
わが心のジェニファー

 日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、初めて泊まったカプセルホテルに困惑する……。

ISBN978-4094065640
浅田次郎
¥810
2018.10.10
下町ロケット ヤタガラス

 社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか……。ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い"の行方は……。帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体……。そして、実家の危機に直面した番頭・殿村直弘のその後は……。

ISBN978-4093865234
池井戸潤
¥1,620
2018.10.10
下町ロケット ゴースト

 倒産の危機や幾多の困難を、社長の佃航平や社員たちの、熱き思いと諦めない姿勢で切り抜けてきた大田区の町工場「佃製作所」。しかし、またしても佃製作所は予期せぬトラブルにより窮地に陥っていく。いまや佃製作所のシンボルとなったロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして、番頭・殿村に訪れた危機……。

ISBN978-4093865159
池井戸潤
¥1,620
2018.10.01
黒い紙

 大手総合商社テイゲンに、同社と旧ソ連の不適切な関係を指摘する文書が届いた。現会長の糸山が、30年前に旧ソ連のスパイ活動を行ったというものだった。警察に届けるわけにいかないテイゲンは、秘密裏に危機管理会社「TCR」に解決を依頼。元刑事の長須恭介が真相究明に動き出す。そして犯人から現金10億円を要求する第2の脅迫状が届けられた。長須は、正義とクライアントの利益に葛藤しながら、巨大企業の“闇”に挑む。

ISBN978-4041067420
堂場瞬一
¥864
2018.10.01
入り婿侍商い帖

 悪徳政商を成敗し、順調に周囲の信用を得てゆく大黒屋の角次郎。格式高い関東米穀三組問屋にも誘われ、大店の次男を手代見習いとして預かることになった。だが、旱魃による凶作は続く。そんな中、突然、大黒屋と信頼関係にあった館林藩領2つの村から卸先の変更を言い渡され、卸されるはずの米俵半数と共に村名主らが行方不明となった。凶作米高で世間に不穏な空気が満ちる中、何者かの暗躍を感じ取った角次郎は……!?

ISBN978-4041069110
千野隆司
¥734
2018.10.01
ビブリア古書堂の事件手帖

 ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった―。女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。

ISBN978-4049120448
三上延
¥659
2018.10.01
正義とは何か

 「公正な社会」とはどういったものか。権利や財の分配で可能になるのか。米国の政治哲学者ロールズは、1970年代以降、社会のあり方を根底から問い直し、世界に新たな地平を切り開いた。ロールズの考えを起点にリバタリアニズム(自由至上主義)やコミュニタリアニズム(共同体主義)など6つの思想潮流から正義とは何かを問う。格差や貧困など現実課題との接点に、個人の幸福を支える平等な社会の可能性を探る。

ISBN978-4121025050
神島裕子
¥950
2018.09.26
黄金色の雲

 目明しの金之丞ら三人を平然と殺め、江戸有数の大店から大金を強請りとった読売かわせみ屋・庄之助の魔の手は、ついに南町奉行所・樺山富士太郎にも及び、身を挺して主人を守った中間・珠吉が斬られる。湯瀬直之進、倉田佐之助、米田屋琢ノ介らの必死の探索にもかかわらず、包囲網を突破する庄之助。業を煮やした与力・荒俣土岐之助が打った秘策とは……。

ISBN978-4575669053
鈴木英治
¥750
2018.09.26
外患の兆

 多額の被害が出た盗難事件を巡って、南町奉行から喧嘩を売られた曲淵甲斐守。勝てば出世、負ければ没落の同役対決に敗北は許されぬ。内与力・城見亨は盗賊捕縛のために奔走するが、そこには意外な落とし穴が。一方、甲斐守との暗闘に敗れた元筆頭与力は人知れず復讐心を滾らせていた……。

ISBN978-4344427846
上田秀人
¥702
2018.09.26
邪馬台国は「朱の国王」だった

 邪馬台国とヤマト王権。ふたつの古代国家は、朱の採掘と輸出によって繁栄した「朱の王国」だった。邪馬台国論争、古事記・日本書紀に記された神話と歴史、巨大古墳の造営バブル、大仏造立など数々の謎に関する新解釈が「朱の視点」によって浮かび上がる。

ISBN978-4166611775
蒲池明弘
¥950
2018.09.26
「明治礼賛」の正体

 「明治改元150年」を記念して、政府主導により、国・自治体・民間の関連イベントが各地で繰り広げられている。都合よく歴史を改竄し、近代日本の帝国主義がもたらした負の側面を省みず、「明治に学べ」との掛け声のもと、国策として進められる「明治礼賛」。その背後にある構想は、財界の意向を最大限に尊重し、また対米従属下で軍国主義へと舵をきる21世紀版“殖産興業・富国強兵”ではないのか……。

ISBN978-4002709864
斎藤貴男
¥626
2018.09.10
天人唐草

 時代錯誤なまでに厳格な父に育てられた少女が、過剰なまでに他者を警戒し、複雑に成長していく「天人唐草」。ギリシア神話上の怪物、女面鳥獣が、普通の高校生活を送る少年の目の前に美少女として現れる「ハーピー」。他3編。

ISBN978-4167911492
山岸凉子
¥842
2018.09.10
コンビニ人間

 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。
「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

ISBN978-4167911300
村田沙耶香
¥626
2018.09.10
武士の誇り 2

 江戸を震撼させる凶賊「因幡小僧」の正体とは。火付盗賊改方の伊刈運四郎たち「しノ字組」は、白兎の面を被る極悪非道の凶賊「因幡小僧」を追うが、杳として尻尾が掴めない。火盗改をせせら笑うかのように、次々と大店が襲われる。仲間内に内通者がいるのか。一方、内勤の同心・野々村が質草に流した妖刀・村正が辻斬りに使われたことが判明。買い手を探る運四郎をなぜか白兎の凶刃が襲う。

ISBN978-4167911409
坂岡真
¥756
2018.09.10
土 地球最後のナゾ

 世界の土はたった12種類。しかし、毎日の食卓を支え、地球の未来を支えてくれる本当に「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか。泥にまみれて地球を巡った研究者の汗と涙がにじむ、一綴りの宝の地図。

ISBN978-4334043681
藤井一至
¥994
2018.09.07
花だより

 澪が大坂に戻ったのち、文政五年(一八二二年)春から翌年初午にかけての物語。店主・種市とつる家の面々を廻る、表題作「花だより」。澪のかつての想いびと、御膳奉行の小野寺数馬と一風変わった妻・乙緒との暮らしを綴った「涼風あり」。あさひ太夫の名を捨て、生家の再建を果たしてのちの野江を描いた「秋燕」。澪と源斉夫婦が危機を乗り越えて絆を深めていく「月の船を漕ぐ」。

ISBN978-4758441971
高田郁
¥648
2018.09.07
王とサーカス

 海外旅行特集の仕事を受け、太刀洗万智はネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王殺害事件が勃発する。太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。

ISBN978-4488451103
米澤穂信
¥929
2018.09.07
ニッポン泥棒 下

 未来予測シミュレーションソフト「ヒミコ」の真の能力、それは望んだ未来を実現するために必要な暗殺対象がわかる「イレイス」機能にあった……。ヒミコの封印を解くためのもう1人の「鍵」であるかおると合流した尾津。情報を得るために自ら陰謀の渦中に飛び込み、尾津を追う組織の黒幕「コブラ」と対峙するが……。

ISBN978-4041071120
大沢在昌
¥821
2018.09.07
ニッポン泥棒 上

 妻に去られ職も失った64歳の尾津君男の元に、一本の電話がかかってきた。水川と名乗る青年は、恐るべき機能の故に秘されたソフトウェア「ヒミコ」の「鍵」が、尾津と佐藤かおるという女性に預けられたという。一笑に付した尾津だが、水川が謎の自殺を遂げたことで、かおるを捜すべく動きだす。

ISBN978-4041071113
大沢在昌
¥821
2018.08.27
白頭の人

 近江の浪人の倅・大谷平馬(吉継)は、竹馬の友である石田佐吉(三成)の機知により、揃って秀吉に召し抱えられる。毛利討伐、賎ヶ岳と武功を上げる一方、謎の病により容貌が著しく変じ、頭巾と覆面を手放せない状態に。「白頭」と号した男は、やがて視力をも失いながら、義を貫くため死地・関ヶ原へ。

ISBN978-4122066274
富樫倫太郎
¥907
2018.08.27
満願

 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。

ISBN978-4101287843
米澤穂信
¥724
2018.08.27
根源

 御広敷番医師の矢切良衛は、将軍綱吉に供される食事の異常な味付けから、将軍の血筋を絶やそうとする存在を感じ取っていた。疑惑を追及するなか、綱吉の兄で甲府宰相の綱重の死に着目する良衛。綱重の不自然な死は、同じ敵によるものなのか。だが、状況の把握を兼ねた甲府家への医師見舞いが整った日、何者かが良衛に襲いかかる。

ISBN978-4041072080
上田秀人
¥691
2018.08.27
日本人だけが知らない本当は世界でいちばん人気の国・日本

 日本人に信じられてきた日本は大ウソ。米タイム誌、英BBCなどによる様々な調査で「世界一」と実証されてきた、奇跡の国・日本。なぜ、当の日本人だけが、自国が「世界でいちばん人気がある」と思うことができないのか。食文化、ものづくり、おもてなし、美意識―日本在住約40年の著者だからわかった。

ISBN978-4797397116
ケント・ギルバート
¥864
2018.08.21
ポイズンドーター・ホーリーマザー

 女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドーター」)母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。

ISBN978-4334776961
湊かなえ
¥648
2018.08.21
狂い咲け、フリーダム

 国にも家庭にも会社にも縛られない。権力に抗っても、正義や理想にがんじがらめになったり自己規制したりしちゃ意味がない。あばれろ。心臓がバクバクするような生の躍動感をとりもどせ。そんな人々の文章と生き方を気鋭の研究者が個性溢れる文で紹介。大杉栄、伊藤野枝、辻潤、中浜哲、朴烈、金子文子、石川三四郎……。

ISBN978-4480435354
栗原康
¥950
2018.08.21
影の守護者

 北多摩団地交番で警察官が射殺された。被害者は益田護。支援課にも出動要請が掛かる。遺族に面会する村野だが、その息子・智樹は捜査一課の刑事だった。さらに事件に使われた拳銃が五年前の交番襲撃事件で奪われたものだと判明する。自らの手で犯人逮捕をと息巻く智樹に、村野は二人だけの秘密捜査を提案する。

ISBN978-4065125359
堂場舜一
¥907
2018.08.21
スノーデン監視大国日本を語る

 2017年、日本関連の秘密文書が新たに暴露され、そこには大量監視システムXKEYSCOREがアメリカ政府から日本政府に譲渡されていることが記されていた。安全のためと称し増大する一方の国家による監視活動に対して、市民によるコントロールをどのように及ぼしていくべきか。スノーデンと日米の識者、プライバシー権に関する国連特別報告者が対策とヴィジョンを語る。

ISBN978-4087210453
スノーデン 国谷裕子
¥864
2018.08.07
紺碧の果てを見よ

 会津出身の父から「喧嘩は逃げるが、最上の勝ち」と教えられ、反発した鷹志は海軍の道を選び、妹の雪子は自由を求めて茨の道を歩んだ。海軍兵学校の固い友情も、つかの間の青春も、ささやかな夢も、苛烈な運命が引き裂いていく。戦争の大義を信じきれぬまま、海空の極限状況で、彼らは何を想って戦ったのか。いつの時代も変わらぬ若者たちの真情を、紺碧の果てに切々と描く感動の大作。

ISBN978-4101269740
須賀しのぶ
¥961
2018.08.07
侠客 四

 前の老中首座で稲妻の異名で恐れられている東近江国湖東藩十二万石の藩主・大津河安芸守忠助。七代将軍の幼君・徳川家継を亡き者にし、大坂に新幕府を創ろうと画策する一派の首領だ。側用人・間部詮房や新井白石と対立するも大奥内の派閥争いを利用して、今や幕閣を支配する実力者に成り上がった。銀次郎に度々襲い掛かる災厄もすべて稲妻の指令なのか。

ISBN978-4198943745
門田泰明
¥745
2018.08.07
夏の雪

 ひと月前に、品川界隈に巣食う妖怪・強葉木谷の卑弥呼を退治した小籐次と駿太郎は、老中青山忠裕の案内で、江戸城表の白書院で将軍・家斉に拝謁することになった。家斉のみならず、老中を筆頭に幕閣要人、御三家や大大名の前でふたりは来島水軍流を披露し、さらに自作の「ほの明かり久慈行灯」の光の中で懐紙を切り分け、雪か花火かという幻想的な風景を演出し、喝采を浴びた。

ISBN978-4167911140
佐伯泰英
¥799
2018.08.07
極上の孤独

 現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。

ISBN978-4344984936
下重暁子
¥842
2018.08.06
直木賞受賞作 ファーストラヴ

 夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか。臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは。

ISBN978-4163908410
島本理生
¥1,728
2018.08.06
芥川賞受賞作 送り火

 春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてみんなのコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。夏休み、歩は家族でねぶた祭りを見に行った。晃からは、河へ火を流す地元の習わしにも誘われる。

ISBN978-4163908731
高橋弘希
¥1,512
2018.07.30
アメリカの大学スポーツ 腐敗の構図と改革への道

 アマチュアリズムとしての「学生スポーツ」はどこへ向かうのか。赤字体質の大学スポーツ部、勝利至上主義の下で充分な教育を受けられない学生選手、大学の暴走を止めるどころか不公平な手続きで選手に厳しい制裁を科すNCAA(全米大学体育協会)―。アメリカの大学スポーツにおける現状を浮き彫りにしつつ、教育活動としてのスポーツが再生する道を提案する。

ISBN978-4472405464
ジェラルド・ガーニーほか
¥4,536
2018.07.30
死のマスカレード

 ヴェネチアの仮面舞踏会の渦中、米国を除く主要5カ国で秘密会議が開かれた。情報局の依頼を受け会議に潜入した、元公安調査官でフリーエージェントの影山夏樹。だが会合の最中、何者かに催涙ガスをまかれ、要人が殺害された。新たな依頼を受け、接触してきたCIAの女性諜報員と共に、犯人の行方を追う夏樹。だがその犯人は、最強の殺人者だった……。

ISBN978-4041071052
渡辺裕之
¥734
2018.07.30
維新始末

 天保の改革から二十年。闕所物奉行を辞した扇太郎は、御家人として平穏な日々を暮らしていた。だが、次第に混乱する幕末の世で、深川のとある家屋の財産処分を頼まれたことから、次第に大きな陰謀に巻き込まれていくことに……。

ISBN978-4122066083
上田秀人
¥691
2018.07.30
私が選ぶ名監督10人

 私は「監督の仕事、選手の育成とは、いかに自信をつけさせるか」に尽きると思う。 ほめるのが一つの手段であるし、しかも「タイミング」が大切だ。そして、監督が使う言葉は、自分の意思を選手に伝達するための「武器」なのだ……。捕手として3017試合、監督として3204試合。日本プロ野球の黎明とともに生を受けた「球史の生き証人」が選ぶ10人の名将たち。歴史をつくったリーダーに見る。

ISBN978-4334043629
野村克也
¥929
2018.07.23
センセイの鞄

 センセイ。わたしは呼びかけた。少し離れたところから、静かに呼びかけた。ツキコさん。センセイは答えた。わたしの名前だけを、ただ口にした。駅前の居酒屋で高校の恩師・松本春綱先生と、十数年ぶりに再会したツキコさん。以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは列車と船を乗り継ぎ、島へと出かけた。その島でセンセイに案内されたのは、小さな墓地だった……。

ISBN978-4167631031
川上弘美
¥670
2018.07.23
脅迫者

 新人刑事時代のある捜査に違和感を抱いていた追跡捜査係の沖田は、二十年ぶりの再捜査を決意。自殺と処理された案件は、実は殺人だったのではないか……。内部による事件の隠蔽を疑う沖田を、同係の西川はあり得ないと突っぱねるが、当時事件に携わった刑事たちへの事情聴取により、疑惑はさらに高まる。そんな折、沖田は何者かに尾行されていることに気づくが……。

ISBN978-4758441865
堂場舜一
¥788
2018.07.23
昭和の怪物七つの謎

 本書でも紹介する東條英機夫人。秘書官・赤松貞夫。石原莞爾の秘書・木清寿。東條暗殺計画の首謀者・牛島辰熊。2・26事件で惨殺された陸軍教育総監・渡辺錠太郎の娘、和子。犬養毅首相の孫娘、道子。瀬島龍三本人。吉田茂の娘、麻生和子などなど。その証言と発掘した史料により筆者は多くの評伝を書いてきたが、そこに盛り込めなかった史実からあらためて「昭和の闇」を振り返る。

ISBN978-4065123393
保阪正康
¥950
2018.07.23
大阪堂島米市場

 海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか。

ISBN978-4065124987
高槻泰郎
¥972
2018.07.20
一発屋芸人列伝

 それでも、人生は続く。不器用で不屈の人間たちに捧げる、涙と笑いのノンフィクション!雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞。

ISBN978-4103519218
山田ルイ53世
¥1,404
2018.07.18
阪堺電車177号の追憶

 大阪南部を走る路面電車、通称・阪堺(はんかい)電車。なかでも現役最古のモ161形177号は、大阪の街を85年間見つめつづけてきた……戦時下に運転士と乗客として出会ったふたりの女性の数奇な運命、バブル期に地上げ屋からたこ焼き店を守るべく奮闘するキャバクラ嬢たち、撮り鉄の大学生vsパパラッチvs第三の男の奇妙な対決……昭和8年から平成29年の現在まで、阪堺電車で働く人々、沿線住人が遭遇した事件を鮮やかに描く。

ISBN978-4150312961
山本巧次
¥691
2018.07.18
侠飯

 24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。大学は出たものの、いまだ“自分探し”中のフリーター生活を送っている。宿泊客の今宮葉月は、ペンション近くが重要な現場のひとつである未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか? こんどは何が食えるのか? 

ISBN978-4167911027
福澤徹三
¥734
2018.07.18
椿落つ

 伊勢参りで出会った三吉が、強葉木谷の精霊と名乗る謎の相手に付け狙われた。三吉を救うため、小籐次と駿太郎は死闘を繰り広げる。

ISBN978-4167910969
佐伯泰英
¥788
2018.07.18
思考力を鍛えるメモ力

 著者は、人と話をする時や考える時、必ずメモをとる。話を要約する力がつき、思いついたことも忘れない。メモを基に、文章を書いたり、人に話をしたり、企画をたてたりするのだ。手書きでもスマホでもメモの習慣をつければ、仕事の効率が上がるだけでなく、人生も大きく変わる。具体的なメモのコツ、またナポレオン、アインシュタイン、エジソン、西郷隆盛、黒柳徹子、大谷翔平などの例から、メモにより思考を

ISBN978-4480071606
斎藤孝
¥907
2018.07.14
倚りかからず

 「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい/じぶんの耳目/じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある/倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」。強い意志とナイーヴな感受性によって紡ぎだされた詩集『倚りかからず』に「球を蹴る人」「草」「行方不明の時間」の詩3篇。

ISBN978-4480423238
茨木のり子
¥626
2018.07.14
或る女

 美貌で才気溢れる早月葉子は、従軍記者として名をはせた詩人・木部と恋愛結婚するが、2カ月で離婚。その後、婚約者・木村の待つアメリカへと渡る船中で、事務長・倉地のたくましい魅力の虜となり、そのまま帰国してしまう。個性を抑圧する社会道徳に反抗し、不羈奔放に生き通そうとして、むなしく敗れた一人の女性の激情と運命を描きつくす。

ISBN978-4101042053
有島武郎
¥961
2018.07.09
臥龍 横浜みなとみらい署暴対係

 みなとみらい署暴対係係長諸橋と相棒の城島は、居酒屋で暴れた半グレたちを検挙する。彼らは東京を縄張りにする「ダークドラゴン」と呼ばれる中国系のグループだった。翌々日、関東進出を目論む関西系の組長が管内で射殺される。横浜での抗争が懸念される中、捜査一課があげた容疑者は諸橋たちの顔なじみだった。

ISBN978-4198943691
今野敏
¥745
2018.07.09
下町ロケット ガウディ計画

 大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。

ISBN978-4094065367
池井戸潤
¥778
2018.07.09
七夕の雨闇

 「……り……に、毒を」被害者は奇妙な言葉を遺して死んだ。毒物の正体は不明。親戚にあたる星祭家では独特な七夕祭を執り行っており、異様な事件が連続する。《毒草師》御名形史紋らは、京都に乗り込んだ。和歌に織り込まれた言霊を手掛かりに、笹・砂々・金・星の言葉を読み換え見えてくる禍々しい真相、日本人を縛る千三百年の呪。

ISBN978-4101200729
高田崇史
¥724
2018.07.09
逆転した日本史

 「縄文人たちは竪穴式住居に住んで、狩猟生活をしていた」「聖徳太子は推古天皇の摂政として新しい国づくりを行った」「1192年、鎌倉幕府が開かれた」 学生の頃、歴史の授業で習った記憶があるだろう。しかし、新しい発見や歴史研究により、歴史も日々更新され「進化」している。

ISBN978-4594079932
河合敦
¥896
2018.07.03
あの家に暮らす四人の女

 ここは女たちの地上の楽園。シングルだけど、一人≠カゃない。女たちの本音と夢があふれ出す、阿佐ヶ谷の古びた洋館・牧田家。家の平和を守る老人、「開かずの間」の秘密、ストーカー男の闖入など、今日も牧田家の暮らしは豊かでかしましい。

ISBN978-4122066014
三浦しをん
¥743
2018.07.03
終わった人

 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか。ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す……。

ISBN978-4062938761
内館牧子
¥972
2018.07.03
猫を拾いに

 誕生日の夜、プレーリードッグや地球外生物が集い、老婦人は可愛い息子の将来を案じた日々を懐かしむ。年寄りだらけになった日本では誰もが贈り物のアイデアに心悩ませ、愛を語る掌サイズのおじさんの頭上にしぐれが降りそそぐ。不思議な人々と気になる恋。不機嫌上機嫌の風にあおられながら、それでも手に手をとって、つるつるごつごつ恋の悪路に素足でふみこむ女たちを慈しむ21篇。

ISBN978-4101292441
川上弘美
¥594
2018.07.03
日本軍兵士

 310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。

ISBN978-4121024657
吉田裕
¥886
2018.06.27
ユートピア

 太平洋を望む美しい景観の港町・鼻崎町。先祖代々からの住人と新たな入居者が混在するその町で生まれ育った久美香は、幼稚園の頃に交通事故に遭い、小学生になっても車椅子生活を送っている。一方、陶芸家のすみれは、久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドの立ち上げを思いつく。出だしは上々だったが、ある噂がネット上で流れ、徐々に歯車が狂い始め……。

ISBN978-4087457483
湊かなえ
¥691

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