2019.11
東大阪の地で 戦後間もなくの1949年に開園し、今年で70年になるみどり幼稚園。
その幼稚園の現在の園長である著者が1990年頃から、発行し続けてきた園だよりに掲載してきた小論をまとめたものです。
巣立ちゆく園児たちへのことば、子育てに悩むお父さん・お母さんへの励ましのことば、「教育とは」「保育とは」を保護者、保育者に向けて発信し続けてきた記録です。
薄着・はだしの保育、生野菜・玄米を主にし、一物全体食(一つの食べ物は一部でなく全部を食べる・・・例えば煮干し、玄米)を基本とした給食、自然の木々や虫たちいっぱいの園庭での毎日の遊び、親子で楽しむ天体観測、朝の会での科学実験、ほんまもんの芸術に触れる音楽鑑賞、絵本の読み聞かせ、自己表現を大切にする絵画指導、そして卒園式のあとの卒園発表会で披露される側転を中心とした表現活動・・・。
みどり幼稚園の保育の理念と実践を余すところなく紹介した実践集ともなっています。
「人を育てるとは」といった根源的な問題を短くまとめ、当園が基本にする幼児保育・幼児教育の理念をわかりやすく述べた、子育ての手引書となるものです。
ISBN978-4-88313-895-1
著者 平尾 達夫
A5判
372頁
本体価格 2,000円