ひとりで抱え込まないで
小学校の元教師による教育論。 学期途中での突然の担任交代や不当人事、ベテランになってからの学級崩壊などを様々な困難を経験。その度に「自分は教師に向いているのか」と自問自答され、「教師とは」「教育とは」を考え続けられました。 困難にぶつかったときは「一人で抱え込まないで、SOSを出す勇気を」と今の現役教師に向けたエールでもあります。
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楽しく英語を学ぼう!
豊富なイラストとQRコードによるネイティブ音声で「使える」英語を学べるワークブックです。 フィンランドの小学校で使われているワークブックを参考に作られました。 単語や文法が自然に身につくような練習や、ゲーム感覚で楽しく学べる問題などが満載。 別冊解答付き。
独裁者はいかに生まれるのか
ロシアのレーニン、スターリン、ナチスのヒトラーという世界を震撼させた独裁者たちが、なぜ誕生したのかを、精神分析医である著者が解き明かす。 彼らやその側近たちの生い立ち、特に父親との関係を比較し、彼らや民衆の父親像を照らし合わせていくと、共通点が見えてくる。 悪の根元である抑え込まれた不安が爆発したとき、民衆は強いリーダー=独裁者を求めた。 著者は一人ひとりが内にある不安を認め、他人の不安をも理解していくことが、平和への一歩だと説いている。
堀口尚夫 著
四六判/並製/232頁
2010年発行の『一輪草』に、幼少期のころの記憶、母が亡くなってからの葬儀・納骨・墓じまい、そして自らの終活を書き加えた自伝的小説。
著者は1943年茨城県稲敷郡河村に生まれる。長年、フラワーデザイン、アートフラワーに携わる。
古武家 周
46判
泳ぐ楽しさを伝えたい
知的障がい・発達障がい児など言語で指導することが難しい子どもたちに、「輪くぐり」などのオリジナル教材や、呼吸動作のしやすい「ドル平」泳法などで、泳ぐ動作を習得させ、水泳の楽しさを伝えてきた体育教師の実践まとめ。 水中映像やタイム、水泳時の心拍数など様々なデータや、水を怖がる障がい児へのプールでの指導法や、海での遠泳実施方法など40 年分の記録がつまっています。
偽書視されてきた『鬼谷子』の信頼性を証明する
中国では、群雄が割拠した戦国時代から漢初にかけて多くの思想家が輩出し「諸子百家」といわれた。
本書は、その中で各国の諸侯に多大な影響を及ぼした「従横家」とよばれる実践思想家について、一般には偽書とされる『鬼谷子』の信頼性を証明し、従横家思想の体系的研究の基礎を構築することに挑んだ。 (さらに…)
向井哲夫 著
A5判/並製本/180頁
¥2500+税
表題の「美とは何か」を含む、時事問題について語る随筆3編。「美とは何か」
「美」について深く考察し、人間による美意識と社会的共有意識の関係を述べている。「パレスチナ問題について」
現在も続くイスラエルによるガザへの攻撃。その根本的原因とは何なのか、歴史を紐解き考える。「統一教会問題について」
安倍氏銃撃事件によって再び浮上した統一教会問題。政治と統一教会の関係を明らかにし、今後どう取り組むべきか、という提言。
笹岡優光 著
B6判/並製/72頁
家族を越えた中間層500年の貴重な記録!
家に伝わった5通の古文書。それは戦国末期に小早川隆景・毛利輝元・吉川広家の三人の武将から与えられた判物だった。
出雲国人熊野氏は尼子十旗の一・熊野城主から尼子滅亡により毛利家臣団となり、主家毛利の厳封に伴い安芸の小領主として福島家に仕えるが、幕府の外様大名取り潰し政策で浪人となる。
時代の流れに翻弄されながらも代々大切に伝えられたその家宝は、大正の頃には一族と共にはるばる台湾まで渡り、引き揚げの混乱時にも失われることなく再び日本へ持ち帰られた。
熊野維人・熊野以素 著
四六判/上製本/128頁
植物水彩画 一木一草画文集Ⅲ
元図書館館長が送る、美しい植物水彩画とブックトークとの出会い。元図書館館長が、美しい草花の水彩画と、植物にまつわる本との出会いをブックトーク風にまとめて好評を博した画文集の第3弾です。
著者は、滋賀県多賀町立図書館の元館長。第3画文集となる今回の『植物から、本から』には、厳選した48枚の美しい植物と山の水彩画と、その草花が登場する本や土地などのエピソードがブックトーク風に語られています。 (さらに…)
村瀬 進 著
B5判/並製/48頁/オールカラー
モンゴル帝国と貨幣の歴史を紐解く
経済学者として大学で教鞭をとる著者が、モンゴル帝国と貨幣の歴史を、現在のロシアを含む北西ユーラシアを支配した「ジョチ・ウルス」を軸にしてたどります。13世紀に貨幣制度を整え、中国やイスラム圏、東欧との貿易を盛んに行っていたジョチ・ウルスの実態を、国家で造幣された貨幣や近隣各国の貨幣を通して見ていきます。歴史を知ることが、ひいては今起きているウクライナ戦争など、数々の紛争問題を解決する糸口になるかもしれません。
安木新一郎 著
四六判/並製/176頁
自分を護り、相手も傷つけない「ソーシャル・コミュニケーションスキル™」
近年急増し社会問題となっている「学校いじめ」「ネットいじめ」から小中学生の子どもたちを護り、
被害を受ける子どもや「いじめの重大事態」を減らすための、新しい予防アプローチの本です。「学校いじめ」の被害は不登校の原因の一つとも言われ、その後の被害者の人生に大きな負の影響を与えかねません。本書は子ども自身が「自分で自分を護り、相手も傷つけない」、そんなソーシャル・コミュニケーションスキル「こころの護心術」を身につけるためのワークブックです。第1部は保護者のために、第2部は親子でコミュニケーションの反復練習ができるようになっています。
長内優樹/斉藤実 著
ネクストエデュケーションシンク監修
こども未来支援連盟編集
B5判/並製/144頁/2色刷
ヒトが少しでも幸せに、継続的に存続する動物となるために
人間は群れる動物動物である。人間以外の全ての動物は「国」を知らない「国境」を知らない「軍隊」を知らないもちろん「戦争」も知らない。
『ヤドカリ考』の著者が現代日本が抱く問題に切り込んだ第2作目。
動物の一種である人間は、行動の起点となる欲求も、具体的行動もほとんどすべてサルと同じです。違って見えるのは、人間と他の動物との唯一の差異、つまり「バーチャルな環世界」を人間が持つようになったからです。 (さらに…)
松葉知幸 著
新書判/並製/236頁
のぶ爺さんがきな臭い世の中に物申す!
ロシアのウクライナ侵略など「軍事力には軍事力を」という昨今の風潮を嘆き、
対話や外交による「平和への道」をのぶ爺さんは提案します。軍事費拡大や日米安保、憲法改正など一つずつ丁寧に“神話の呪縛”を解くことにより、
「戦争への道」を断固拒否しよう、戦争を始めようとする政府を止められるのは国民だと強く訴えます。世界情勢、歴史、経済、憲法などあらゆる方向から「平和への道」へ導く本書は、若い世代にぜひ読んでいただきたい一冊です。
髙橋信敏 著
A5判/並製/352頁
いつもと違った視点で京都を見る
著者は元高校の地理の教諭で祇園祭の囃子方をするなど、 京都の祭り・文化にも強い関心を持ってきました。 2013年から足掛け10年、74回の「京都とその周辺のまち歩きガイド」を開催しました。 その中からおすすめのコースをまとめて1冊の本にしました。 長年囃子方をしていたから知る祇園祭の山鉾の楽しみ方や、 フィールドワークやウォークラリーをしながらの散策など、 普通のガイドブックとはちょっと違った視点で京都を楽しめます。
中田哲 著
A5判/並製/208頁
徒歩で国境(38度線)を越える220㎞の逃避行
昭和11年に朝鮮半島で生を享け、38度線の北にある「元山」で終戦を迎えた著者。12日間で220kmを歩いて38度線を越え、生まれたばかりの妹を含めて家族9人の誰一人欠けることなく日本に帰り着くまでを、当時小学生だった著者とその父の手記で振り返ります。自宅を接収されて引っ越した六畳間、家に入ってきて叔母を追い回したロシア兵…戦争によって穏やかな暮らしが変わっていく様子や、他の人は「思い出したくもない」という逃亡の経験。憲法改正に向けて進む時代の転換期である今残したい平和への思いを込めました。
河崎かよ子 著
B6判/並製/136頁
第二次世界大戦のさなかに行われた子どもたちの集団疎開。
戦時下、親元を離れて暮らした子どもたちの生活はどのようなものだったのか──。神戸で毎年戦争展を行っている「兵庫の『 語り継ごう戦争』展の会」の調査で、当時実際に集団疎開を体験した人の証言から疎開先の寺を訪問。
集団疎開を引率した教師・日下泰之氏の日記とスケッチブックが疎開先の寺に寄贈されていたことが判明し、一年二か月に及んだ集団疎開の実態が、彼らに衝撃をもたらした八月十五日の様子を含めて明らかになった。
資料の少ない集団疎開についての貴重な記録をまとめた1冊。当時小学生だった疎開体験者や受け入れた地域の方の証言、写真や調査資料などもあわせて収録。
日下泰之 著 / 上野祐一良 編
A5判/並製/128頁
-ハッセンサンビャクサンジュウサンジ-
多くの人が利用する通勤電車。毎日乗る車内の様子を覚えている人はどれくらいいるだろうか?
著者は40年間同じ時間帯の電車に乗り続け、ある時ふと乗車時間を計算してみると、50万分≒8333時間≒347日!
なんと通勤だけで人生のうち1年近くを電車内ですごしていたと気が付きました。
その時間、様々なものを見聞きしたメモをもとに、通勤電車で乗り合わせた人たちが展開した瞬間のドラマをシニカルなユーモアたっぷりに描いたエッセイ集です。
日常の中で見落としてしまう、クスッと笑える小さなドラマに衝撃の人間模様──
時代とともに、またコロナによって社会の様相も変化した今だからこそ読みたい1冊!
好 よし 著
B6判/並製/128頁
徒歩の旅に興味のある方必見!
若い頃から山登りを楽しんでいた著者が、63歳の時ふとしたきっかけで平地の徒歩の旅に出かけました。
GPSを持参し、その歩いた軌跡を記録。自宅とその軌跡を繋ぎ、次はどこまで、次はどこまで、と繰り返していくうちに15年かけて北海道から九州まで縦断、さらに本土四極(東西南北の最端)を踏破されました。元理科教諭だけあって緻密なデータ管理に驚かされます。そのGPSの全記録を「資料編」として巻末に掲載しました。徒歩の旅を考えている方には、ルートや装備など参考になることが満載です。
松木崇 著
A5判/並製/240頁
労働者が社会や企業に翻弄される姿を描く社会派小説
優秀な会社員だった男女が、それぞれ理不尽な理由で会社を追われた。その後も職を転々としながらなぜか2人とも負のスパイラルに巻き込まれ泥沼にはまっていく――。そんな2人が出会い、共にどん底から這い上がろうとするが…。労働者が社会や企業に翻弄される姿を描く問題作。
岡田 利計 著
B6判/並製/158頁
マラソンエッセイ第2弾
74歳になってもウルトラ100㎞マラソンを完走する鉄人のマラソン人生!
市民ランナーとして、体調不良に苦しみながらもタイムと順位にこだわって走り続けた記録を「かってに六冠」と称して軽妙な語り口で書いたエッセイです。
43歳で10kmマラソンから始めて約30年。新型コロナウイルス蔓延の影響で大会がのきなみ延期・中止される中、73歳にしてついにハーフマラソン150回、フルマラソン100回、ウルトラ70㎞マラソン10回、ウルトラ100㎞マラソン10回を完走した著者。 (さらに…)
坂東 廣昭 著
B6判/並製/154頁
壮大なモロッコの風景に俳句を添えて
定年退職を機に世界各地を旅するようになった著者。その折の写真に旅のつれづれに記した俳句を添えた写真俳句集を2015年から出版されています。第1弾はペルーとヨーロッパ。第2弾はキューバとメキシコ。そして今回、前作から5年の時を経て第3弾としてモロッコの旅を写真俳句集にされました。圧倒的な迫力のサハラ砂漠、街中の何気ない風景、映画の世界のような街の集落、それぞれに一句添えられており、旅の情景が浮かびます。 (さらに…)
高崎 としを 著
四六判/並製/68頁
憲法9条制定に深く関わった大阪門真市出身の総理大臣
2022年9月13日で幣原喜重郎生誕150年となります。「公直無私」を貫き通し、憲法9条により「不戦の道」を提案した総理大臣ですが、世間であまり知られていないと著者は嘆きます。不穏な時代だからこそ、その存在を多くの人に知ってほしいと、幣原喜重郎と同じ門真で育った著者が戦前戦中戦後の時代背景ととともに幣原喜重郎の幼少期からの足跡をたどります。
酒井 則行 著
A5判/並製/224頁
75人の個性あふれる作品集
1978年から毎年開かれている「全大阪きりえ美術展」。大阪の各地にあるきりえクラブやグループ・きりえ愛好家の発表と交流の場として、またきりえの普及と美術ジャンルへの確立を目指して開催されています。10周年の際に記念作品集を作り、その後5年ごとに発行。今回は45周年にあたり作品集8冊目の出版となります。コロナ禍でも創作を続けられた75人の個性あふれる作品が並びます。
全大阪きりえ連絡会 編集
A4判/並製/48頁
うつ病でも自分らしく生きる!
現代ではすっかり身近な病気となったうつ病。子どもから高齢者まで、そのつらさを抱える人は増えています。九割の人は数か月から数年で治るといわれるなか、残りの一割、一〇年をこえる難治性うつと三〇年向き合ってきた著者の半生の記録。 患者さんが身近にいる人、同じ病気で今苦しんでいる人へ、「どうか死なないで何とか自分に合った生き方を探してほしい」「何とか楽しいことを見つけて生きのびてほしい」との思いを込めた一冊です。 試した治療の体験談や、高栄養のレシピなども収録しました。 (さらに…)
犬山メイ 著
B6判/並製/130頁