泳ぐ楽しさを伝えたい
知的障がい・発達障がい児など言語で指導することが難しい子どもたちに、「輪くぐり」などのオリジナル教材や、呼吸動作のしやすい「ドル平」泳法などで、泳ぐ動作を習得させ、水泳の楽しさを伝えてきた体育教師の実践まとめ。
水中映像やタイム、水泳時の心拍数など様々なデータや、水を怖がる障がい児へのプールでの指導法や、海での遠泳実施方法など40 年分の記録がつまっています。
目次
第1章:障がい児水泳の取り組みとその成果
第2章:なぜ知的・発達障がいの子どもたちに水泳指導で「輪くぐり教材」の導入をするのか
第3章:泳げるようになった知的・発達障がい児の泳ぎ動作の技術とは
第4章:泳げる知的・発達障がい児の水泳動作時の心拍数変動
第5章:「障がい児者遠泳」による海での泳力発達・発揮
―水慣れした子どもたち対象の取り組みを中心にして―
第6章:諸行動場面での適応困難性が高い子どもにおける泳力獲得過程の分析―2つの事例から―
第7章:行動制御の重度な知的・発達障がい児者の事例研究から
第8章:《終章》遠泳体験をプールでの指導にどう繋げていくか