定年退職したのち、時間を持て余し、たまたま誘われて福祉センターの囲碁クラブへ参加した著者。もともと趣味と言えるのは碁くらいで、ほぼ毎日通うようになり、ついには補欠からの繰り上げでねんりんピックに参加するまでになりました。
そんな経験を、今度は文章にし、まとめたものが本書です。
「手段(碁打ち)から筆談(物書き)へ」。
碁好きの溜まり場の日々を綴ったエッセイと、今までの自身の人生から題材をとった小説。セカンドライフの過ごし方を悩んでいる人にもおすすめの書です。
山口 登
B6判