昭和30~40年代――今とは違い、野良ネコ、飼いネコが町を闊歩する姿が普通だった時代の著者家族と3匹のネコの物語。それぞれ性格の違うネコとの何げない日常が、軽妙なタッチの文章とほっこりするイラストで描かれています。クスッと笑えるエピソードやネコ社会の厳しさ、そしてせつない別れ…。
末尾の「ねこ談義」は、著者のネコに関する思いを綴ったエッセイ。なぜ、こんなにもネコは愛されるのかが、いろんな角度から語られています。ネコ好きの方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
目次
まえがき
3つのネコの物語
文ちゃん/マチュ/ゴロスケ
ねこ談義
犬太とね子/おとなしくなっていくネコたち/“カワイイ”の研究/ネコはどこからきたの?/
♪ネコふんじゃった♪/わが町のネコ市民/飼育ネコ、イヌを抜く/人とネコの深いえにし/居酒屋にて
あとがき