自分を護り、相手も傷つけない「ソーシャル・コミュニケーションスキル™」
近年急増し社会問題となっている「学校いじめ」「ネットいじめ」から小中学生の子どもたちを護り、
被害を受ける子どもや「いじめの重大事態」を減らすための、新しい予防アプローチの本です。
「学校いじめ」の被害は不登校の原因の一つとも言われ、その後の被害者の人生に大きな負の影響を与えかねません。本書は子ども自身が「自分で自分を護り、相手も傷つけない」、そんなソーシャル・コミュニケーションスキル「こころの護心術」を身につけるためのワークブックです。
第1部は保護者のために、第2部は親子でコミュニケーションの反復練習ができるようになっています。
目次
第1部 保護者と考える「こころの護心術™」
※第1部は、いじめ予防に関する私たちの考え方や、こころの護心術教室™のご紹介です。
保護者の方がお読みください。
Chapter 1 子どものいじめの現状と課題
Lesson 1 ネット社会で加速する日本のいじめ
Lesson 2 小学生からはじめる「こころの護心術™」
Lesson 3 いじめの将来的影響
Lesson 4 学校教育のいじめ予防にプラスαを
Chapter 2 いじめ予防のための「ソーシャル・コミュニケーションスキル™」
Lesson 1 落ち込む人と、落ち込まない人の違い
Lesson 2 ただ強いことによる二次被害、目指すは中立
Lesson 3 当教室のコンセプト「自分を守り、相手も傷つけない」
Lesson 4 ソーシャル・コミュニケーションスキル™とは
Chapter 3 こころの護心術教室™のオリジナルメソッド「ソーシャル・コミュニケーションスキル™」
Lesson 1 「自分を護り、相手も傷つけない」ソーシャル・コミュニケーションスキル™を育むには?
Lesson 2 教室で学ぶ「こころの護心術™」 – アセスメント「学校生活適応検査」(小学生版)
Lesson 3 教室で学ぶ「こころの護心術™」 – 学習内容の概要
Lesson 4 「こころの護心術™」の背景理論
Chapter 4 子どものために、保護者ができること
Lesson 1 子どものいじめに対する保護者の不安
Lesson 2 小学生の保護者にできること – ホームエデュケーションの有効性
Lesson 3 おうちで学ぶ「こころの護心術™」
Lesson 4 第2部(ワークブック)の活用方法
Column1 認定トレーナー制度のご説明
第2部 親子で学ぶ「こころの護心術™」
第2部は、ワークブック(教材)です。第1部をお読みいただけば、ご家庭で保護者の方がお子さまと、
こころの護心術™の習得が目指せます。
Chapter 5 護心術1 基本 – 反応する
Lesson 1 いきなりモノを取られた
Lesson 2 カラダへのちょっかい
Lesson 3 モノを使ったちょっかい
Lesson 4 約束をやぶられた
Column2 うまく断るスキルの重要性
Chapter 6 護心術2 断る/制止する/主張する
Lesson 1 断らないと自分が困る
Lesson 2 マネをされていやだ
Lesson 3 ムシされていやな気分
Lesson 4 自分だけ負担が重い
Column3 コミュニケーションの頻度とヴァリエーション
Chapter 7 護心術3 説明する
Lesson 1 そうなったワケを説明をしたい
Lesson 2 誤解をされて怒られた
Lesson 3 友だちとの約束を守れなかった
Lesson 4 先生との約束を守れなかった
Column4 力が均衡していることが平和(なのかもしれない)
Chapter 8 護心術4 提案する/交渉する
Lesson 1 誘いを断りたい
Lesson 2 苦手なことを任されそう
Lesson 3 みんなの意見が合わない
Lesson 4 ムリなお願いをされる
おわりに
付録