昔から、よく口ずさまれているうた、懐かしいうた、「赤とんぼ」「たき火」「春が来た」「叱られて」などなど68曲の歌詞と、そのうたにまつわるちょっとしたお話を1頁にあわせて掲載した歌集。地域の「うたの会」へ、10年以上アコーデオンをもって伴奏のお手伝いに行っている著者が、地域のミニコミ紙で担当する「うたのコーナー」に掲載したものをまとめたもの。「このうたってこんな内容だったのか」「この言葉はこういう意味だったのね」と新しい発見もあります。
猪腰あかね 著
B6判
80頁
自費出版、画集です。
2002年、65才を過ぎてから絵画教室で習い始め、2004年に地元の美術展(揖保川町美術展)に入賞したことも大きな励みとなり、82歳の現在まで多くの作品を描き続けてきた著者の作品集。
兵庫県西播磨地方の自然の風景を点描で描いたものである。
著者 武田千鶴代 1936年3月 兵庫県宍粟郡菅野村塩田(現宍粟市山崎町)生れ。
2002年から絵を描き始め、2004年から6年間学んだ姫路市好古学園大学でたびたび写生にいき、海の景色や山々の移り変わりに魅了され多くの作品を描き、好古学園大学3回生の頃から取り組みだした、点描が評価され、上野の森美術館「日本の自然を描く展」などでの受賞歴も多い。
著者 武田千鶴代
A4判 ヨコ
48頁 オールカラー
2011年に心身に重度の障害を持つ青年との絵手紙交流の本『心のかけはし―絵てがみ10年の筆あと―』を出版した著者の第2弾。前作から8年、新たなかけはしが東と西へ伸びました。
東は東日本大震災で被災された東北の漁師の方。震災のチャリティーコンサートでの出会いがきっかけです。さすが漁師さんだけあって魚の絵は圧巻です。 (さらに…)
永井喜代子 著
A5判 上製本 112頁
戦時中、16歳で自らの意志により父のいる満州へと一人渡った女性の壮絶な体験記。満洲で暮らし始めて2年後、突然ソ連軍の侵攻に遭う。山中を何日も歩き続けたものの、とうとうソ連軍に捕まってしまう。ソ連軍からは解放されたが、お金が底をつき生活苦に陥る。そんな時、出会ったのが終生の伴侶・中井医師であった。戦後8年もの間、満州に抑留され3人の男児を生み育てたくましく生きていく姿は凛としている。
91歳の著者が、戦争を知らない若い世代にぜひとも伝えたいと筆を執り、一気に書きあげた。
(さらに…)
中井和子 著
四六判 並製 176頁
「神はそもそも人であった」と考える古代史ファンの著者が浮き彫りにする、今まで知らされてこなかった古事記・日本書紀に載る神や人々の原像と、古代の実態とは。著者によると記紀は天武天皇の日本朝開朝までのいきさつを教えるために創作された公定史書で、その種本は帝の出生地・下関市小戸の伝承だと仮説。関門海峡にある彦島という小さな舞台で起こった出来事を日本各地でのエピソードとして編纂された、という今までにない切り口で記紀を読み解く。古代史ファンにはもちろん、今まで記紀を読んだことのない人にも手に取っていただきたい1冊である。
西井 健 著
A5判 並製 192頁
幼児教育を学ぶ学生のためのテキスト第2弾。教育に関する心理学を基に、子どもの人格理論について学ぶ。子どもの不適応行動や問題行動を起こした時の指導法などを解説している。研究業績の「幼児の言語発達に及ぼす環境条件の分析研究」では、きょうだい関係や親の養育態度などから、言語発達や性格特性を分析している。
山田理惠子 著
A5判 並製 94頁
著者にとって小社から6冊目の出版です。今回は卒寿を迎えた記念に、八十葉の挿絵を描き上げ、出版しました。
「漢詩の世界を俯瞰すればまことに取るに足らない細かい作業ではあるが、挿絵があれば漢詩とのへだたりをほんの少し近づけることができはしないかという手前勝手な思い込みのために素人だからこその苦しみを3か月ばかり耐えた・・・」(はしがきより)という力作である。
「『あちこち廻って写生旅行でもしたのか』と羨望する友も居たが、挿絵はすべて詩歌から得た私の心象風景であって写生はしたことがない。心象だから瞬時にどこへもとんで行けて便利なようではあるが、詩歌の解釈間違いによって間抜けな挿絵になることもある。友人たちはその間抜けさも笑って楽しいでくれた・・・」と、出来た作品を友人たちと楽しんでおられます。
自費出版の楽しみを堪能されているようです。
自宅で学習教室を開いて40年、授業についていけない子や発達障害と言われた子など、子ども一人ひとりに寄り添いながら学び合ってきた先生の実践記録です。
発達障害と診断される子どもが増えている昨今、無理に特訓してさせるのではなく、その子に合わせたタイミングとスピードで「わかる力」を育てることが大事だと言います。
成長のゆっくりなお子さんに悩んでらっしゃる親御さんに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
伸びない子はいない!
高木 方子 著
B6判 並製 240頁
本書は幼児教育を学ぶ学生のためのテキスト。教育に関する心理学を基に、子どもが胎内期から青年期まで発達する様相を解説している。
A5判 並製 98頁
江戸川乱歩シリーズの表紙画でもおなじみの、画家 多賀新の作品集。
鉛筆画は、シリーズ『寓話 十二支』12点『釈迦十大弟子』10点 シリーズ『骨』7点他 『受胎』(1977年)から『土偶を持つ』2017年まで 合計86点、銅版画は、シリーズ『魚』17点 『乱歩の世界』24点他 『四敬する四肢』(1973年)から『双璧』(2015年)まで 合計171点を収録した。
エロチシズム、グロテスクな描写など過激な印象のものから、動物や人体モチーフの独特の使い方をしたもの、宗教感を取り入れたもの、 幻想的に描かれる女性像、仏像、動植物など生命力を感じる作品など、圧倒的な世界観を見ていただける画集である。
著者について
1946年北海道でうまれ、1969年から銅版画を独学で学び1973年に版画グランプリ展賞を受賞。 その後国内外で数々の賞を受賞し、日本の銅版画界の実績のある人気アーティストとして活躍。鉛筆画の作品も多い。
画 多賀 新
編著 三佳コレクション
A4判
256頁
昭和30~40年代――今とは違い、野良ネコ、飼いネコが町を闊歩する姿が普通だった時代の著者家族と3匹のネコの物語。それぞれ性格の違うネコとの何げない日常が、軽妙なタッチの文章とほっこりするイラストで描かれています。クスッと笑えるエピソードやネコ社会の厳しさ、そしてせつない別れ…。
末尾の「ねこ談義」は、著者のネコに関する思いを綴ったエッセイ。なぜ、こんなにもネコは愛されるのかが、いろんな角度から語られています。ネコ好きの方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
まつい こういち 著
文庫判 並製 144頁
弁護士生活50年を迎えた著者が、山と花・歴史的な建物や道を求め国内、海外へ、また民謡や、縄文遺跡を訪ね国内を巡った旅の記録とエッセイ、写真をまとめた第6弾。 単に名所、名物を紹介する旅のエッセイではなく、その地にまつわる歴史・人・こと・ものを、実際に訪れた旅程と共に記した親しみやすい読み物となっている。 今回は、自身の病気を通して出会った「おいてなお咲く時の花もある」という『花伝書』の言葉への思いも綴った。
著者 福山孔市良
複雑化する社会の中で話題に上ることの多いメンタルヘルス。その中でも学校精神保健は、まだ未成熟な子どもの心の健康を保つため、近年ますます重要視されている。本書は養護教諭を目指す学生に向けての一冊。はじめて学校精神保健の分野に触れる人のために、なるべく難しい言葉は使わず、初歩的な事項から解説されている。
藤岡 弘季 著
A5判 並製 92頁
数百年、すべての人々を欺いてきた虚構がここに暴かれる。資本主義を支える神話との訣別――。あなたの常識は崩壊する。
ルソーやジョン・ロックらが唱えた「社会契約論」を考察していきながら、
今までの常識を打ち破る独自の「唯物論的社会契約論」を提唱。著者が長年かけて構想した、分業と協業で「生き合う」社会とは……。
石田力 著
新書判 並製 192頁
中学校の教師を経て、小学校の教頭、校長を務めた著者が、今から20年以上前に発行していた校長室だより『玉美の樹』の一部をまとめて1冊の本にしました。現在では学校のホームページに掲載されるなど、よく目にする「校長室だより」ですが、当時はまだとても珍しく、保護者からの反響も大きかったようです。度々、保護者からの感想文が寄せられ、学校と家庭と地域をつなぐ架け橋となっていたことが本書から伺えます。
西田勝宏 著
A5判 並製 114頁
「むかし大坂で天下をわける大きないくさがありました」著者自身の菩提寺の住職と祖母の話をもとに、大坂夏の陣の際、
住職の祖先が大坂の町衆と燃える城下を逃げたさまを、人をネコに置き換えて作った絵本。2016年シャルジャ国際絵本原画展敢闘賞受賞。
にしむらかおり 作
A4変形判 並製 32頁
“NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」”“ガイアの夜明け”で紹介された米農家、石井稔。彼の作るコメは米・食味分析鑑定コンクールで5年連続金賞を受賞、2006年全国名稲会ダイヤモンド褒章に輝く。無農薬有機栽培米で世界一安全でおいしいコメ、命を救うコメを作るこだわり。「おいしいから安全」ではない、子育て世代に知ってほしいコメ選びの真実! (さらに…)
澤田友昭 著
B6判 並製 282頁
博物館勤務を含め、35年間埋蔵文化財の発掘調査及びその整理・報告、一般への各種公開といった考古学にかかわる仕事をしてきた著者が、考古学自体とは少し距離を置いた「その周辺」をまとめたものである。
性・交合に対する「イヤらしい」という感覚は、いつの時代に発現したものか?
秋山浩三 著
A4判 並製 408頁
「建物」を知るための入門書
大手建設会社に勤務し、現在は建築事務所の代表取締役である著者が、何もないところからどのようにして「建物」が作られていくのかを分かりやすく解説しています。家やマンション、ビルなど当たり前にそこに建っている「建物」ですが、それぞれ企画から設計、着工から竣工…様々な専門職の人が集結し、複雑な過程を経て建てられています。これからマイホームを建てようとしている人、建物に携わる仕事に就きたいと考えている人にぜひ読んで頂きたい1冊です。
梶原 一幸 著
四六判 並製 98頁
2016 おおしま国際 手づくり絵本コンクール奨励賞受賞作品小学校に行けなくなった主人公が、昔通っていた保育園を訪れます。そこへ手作りのメロンパンを持った子どもたちが「おにいちゃん、これどうぞ! 」「おいしい! 」それから毎日保育園へ通い子どもたちと触れ合います。やがて、卒業式の日が近づき……。 (さらに…)
まき きよ
B5判 34頁
85歳の元教員が語る、中学生・父母・教職員への熱い伝言。思春期という素晴らしい時期、生徒集団を信頼し、教師・親・地域住民が手を携え“非行”を克服! 大阪市の教育で大切にされてきたものは何か?「組合は教職員一人一人に教職員としての生き甲斐を獲得させていくためにも奮闘しなければならない」世代間の対話が求められている転換期のいま、先輩の言葉を心に刻んだ。(中学校教員・大阪市学校園教職員組合委員長 宮城登) (さらに…)
河村 昭 著
A5判 並製 178頁
1978年から毎年開かれている「全大阪きりえ美術展」。
大阪の各地にあるきりえクラブやグループ・きりえ愛好家の発表と交流の場として、またきりえの普及と美術ジャンルへの確立を目指して開催されています。
10周年の際に記念作品集を作り、その後5年ごとに発行。
今回は40周年にあたり作品集7冊目の出版となります。
編集 全大阪きりえ連絡会
A4判 並製 104頁
日露戦争が勃発した明治三十七年。旧制岸和田中学に通う山岡少年は毎日欠かさず日記をつけていた。岸和田高校に残るその日記を二人の教師が現在に蘇らせた。学校の授業内容や放課後の様子、お小遣いで購入したものなど当時の中学生の日常がつぶさにわかる。
日露戦争の戦況や教職員の出征式の様子、授業の中での「兵式体操」。当時の中学生は戦争をどう受け止めていたのか…。
山岡信夫 著
小口悦子・篠原由紀 編纂
四六判 並製 120頁
一人ひとりの子どもの心に寄り添っての40年。浦上先生の温かい想いが溢れる本に時を忘れました。悩みながらの子育て真っ最中のお母さん必読です。(ダルビッシュ郁代)
浦上 弘明 著
A5判 並製 288頁