江戸川乱歩シリーズの表紙画でもおなじみの、画家 多賀新の作品集。
鉛筆画は、シリーズ『寓話 十二支』12点『釈迦十大弟子』10点 シリーズ『骨』7点他 『受胎』(1977年)から『土偶を持つ』2017年まで 合計86点、銅版画は、シリーズ『魚』17点 『乱歩の世界』24点他 『四敬する四肢』(1973年)から『双璧』(2015年)まで 合計171点を収録した。
エロチシズム、グロテスクな描写など過激な印象のものから、動物や人体モチーフの独特の使い方をしたもの、宗教感を取り入れたもの、 幻想的に描かれる女性像、仏像、動植物など生命力を感じる作品など、圧倒的な世界観を見ていただける画集である。
著者について
1946年北海道でうまれ、1969年から銅版画を独学で学び1973年に版画グランプリ展賞を受賞。 その後国内外で数々の賞を受賞し、日本の銅版画界の実績のある人気アーティストとして活躍。鉛筆画の作品も多い。